『母さんをその気にさせたら凄いことになった話』橙式部

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相変わらず橙式部さんの描くお母さん。「女として」普段はどこかスレンダーなイメージをふりまいていて、それが「だらしなさ」とは正反対の厳しく、簡単にはオチない「高嶺の花」感としても作用していたはずなのに・・・そんなお母さんたちが頑丈なガードの下に隠していた「超どエッチ」で「色気ムンムン」なホントの「女の顔」があらわになる一瞬を作品として描き綴ってきたなかに加わった本作。一言で言ってしまえば、アルコール飲料に極端に弱い一人のお母さんが、ある年の「母の日」に息子からもらった「日本酒入りチョコレート」に酔ってしまったことで、いままで守られてきた一線をいとも簡単に超えてアヤマチをしまくる、という話です。それをわかっていながらいつも次回の新作を楽しみにしており、いざ新作を手にとると、「期待どおりの作品だった」と、次作の情報をチェックしながら、ようやく見るこができた完全版を何度も繰り返し読み耽ってその世界を堪能することから離れられない、といったコアなファンは小生だけではありますまい。まさに「職人技」と言うべきものでしょう。

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まず絵柄が素晴らしい。若く見える美人な母親で、冒頭から胸の谷間で明るくナチュラルな色気を出してくれる。だらしない身体ではなく、整いつつも母親らしい身体つき。また、酔っ払ってるお母さんのふるまいのかわいらしさが良い。そんな母親をやっちゃうところがまたいやらしい。見解は分かれるかもしれませんが、お母さんには、あんた私に何かしたでしょ！と怒って欲しかった。気づいてないと、お母さんとしてセックスされたことにならない。それにあれだけ中出しされて、裸で起きて、？？となってるなら気づくはず。続編のためにあえて今回は気づいてないことにしてるなら納得ですが。