『異世界娼館ロード【三種類言語統合版】』見影（全紅白子）（クルー）

経営SLGしつつ、夜のお店巡りしておさわり(バトルパート)するゲーム。経営ゲーとしてだけ見るとまぁ普通程度だが、ストーリー進行がおさわり側に集約されており、またおさわりで嬢を満足させると自分の店に引き抜いたりできるので、「稼ぐ」「破産しない」要素と「ゲームを進める」「経営側を楽にする」要素がいい塩梅に付かず離れずに混在していて案外楽しい。えっち部分も、嬢を満足させる方法が種族ごとに多種多様で、手探りしつつ触ってる感があるのが良い。キャラ数もかなり多い(一部絵が被っているが水増しと批判するほどではない)のでお気に入りの嬢に貢ぎまくろう。ただ欠点もチラホラ。まず翻訳が・・・悪いというほど悪くはないのだが、言い回しが明らかに日本語じゃないな、という部分がぽつぽつ目に付くので、その辺で細かく、しかし確実に没入感を削いでくる。またえっちシーンは、イベントこそ一枚絵で進むものの、おさわりは背景なしの全身絵が2枚(と下着差分)が大半で、触った反応が声と拡大等のエフェクトのみ。多くのおさわりゲーがLive2Dや3Dモデルになっている昨今だと、どうしても反応が薄いと感じてしまう部分。まぁこのキャラ数分動きを作れってのも無茶苦茶な話だとも思うが、どうしても時代錯誤感は拭えないだろう。加えて、タイトルで大写しになっているエルフがもちろんメインヒロイン・・・のはずだが、えっちシーン2つのみで指名みたいなフリーもナシ、しかも一つは接客中シーンで、主人公と致すのはわずか一回。そこだけこう・・・メインらしく優遇してやってもよかったんじゃと思ってしまう。ちなみにエルフはこの娘と店の嬢(ヤれない)の2名しか出てこないので、エルフとヤるのを期待した場合には肩透かしもいいところなので注意。総評としては、まぁまぁ楽しいおさわり経営SLG、といったところ。最後に個人的なことを言わせてもらうが。メインヒロインの扱いが上述の通り、さらに店の嬢でもあるので客を取り、加えて主人公はストーリーのために店通い、それでいてメニューには嫁でございとばかりに毎度写る。・・・結果として、「夜遊び大好きなダメ男のために体売って金作って貢いでる」感がどうしても・・・。しかも嬢もやってるもんだからNTRモノもびっくりの他人棒比率になっちゃってるのも、こう・・・もっとどうにかできなかったのか・・・。