『元ヤン人妻が夫の服役中、我慢できずに息子の担任と2年間もの間、浮気してしまう話。3』くりまんじゅう

※このレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

ヤクザに妻を寝取られてという作品は数多く見かけましたが、まさかのヤクザが妻を寝取られて涙する作品は衝撃でした。しかも薄っぺらい寝取られ物じゃなくて、人妻の方も色々と悩んだ末にカタギの夫と結ばれるという、過程が良かったですね。そりゃあヤクザと一緒になれば色々困ったことがあるわな。

※このレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

ムショ暮らしになったヤクザの夫を待つ妻の不倫物語から一変。組から妻への援助金を横領した兄貴分。これが原因の妻の不倫というダブルパンチを喰らったヤクザは、襲いかかる兄貴分を（ヤクザのイロハを教えてもらった過去を思い出しながら）返り討ちにしたことで覚醒！もともと愛する妻と子供の為にヤクザ になったのに、度重なる裏切りを乗り越えることで一皮向け、イケイケの武闘派ヤクザ として大成していくというサクセスストーリーになった！コレジャナイ感満載なのに、コレデイイヤ感を同時に感じる不思議な作品です。面白いか、面白くないかで問われると、面白い。しかし、違う話になっているので、下半身の欲望に負けちゃう元ヤン妻の淫らなシーンは少な目です。

1000ページ近い大ボリュームなページ数１～３を通して読むと妻、旦那、寝取った教師の3人それぞれの心情が分かり、単純なNTRものではないことが分かる。後戻りできない妻と旦那の人生に感情移入すると悲しい気持ちにもなるが、二人の成長を実感できると思う。またエロイドスケベな女性キャラも登場するのでシコさは遥かに上がっている

主に恭平視点でストーリーが進んでいきます。流れ的にもきれいさっぱり終わってよかったです。次回作に期待してます。

３作すべて読んだが、最後まで本番シーンに不満を感じた。差分とセリフまわしに頼りすぎている。キャラクターとストーリーは好みだが、抜けるシーンがない。せめて断面図くらいはあってもいいではないか。アングルもワンパターンだ。ページ数の多さで誤魔化している気がする。

※このレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

極道の妻最終章。この作品は抜けない。自慰目的では買わない方がいい。そして、前２作を読んでおいた方が吉。この作品の主人公は極道の旦那。出所した旦那が幹部入りするまでのサクセスストーリーがメイン。旦那が可愛そう。嫁は寝取られた挙句、離婚まですることになる上、子供にも会えない。この先バッドエンドしか見えないのがつらい。

※このレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

寝取られた旦那も彼なりに頑張っていたのだろうが、真っ当な社会人として頑張る事から逃げて極道に入ったのが運の尽き。妻も覚悟をしていたとはいえ夫がやくざ者となれば社会からの目は厳しく、ましてやそれが服役囚ともなればなおさらで、さらにその累は息子にも及んでくる。そんな金銭的にも精神的にも厳しい生活を送る母子を助けてくれる真っ当な社会人の男が慕われるのは当然の成り行きともいえる。妻の裏切り行為は褒められたものでない勿論ないが、責められるほどの悪行とは言えないだろう。血の繋がった息子も真っ当な社会人であり自分たちを助けてくれた間男を慕い新しい父として認めている状態で、実父に対する感情も既に冷ややかである。旦那も妻子の生活費を先輩に着服されるという裏切りを受けていた被害者ではあるが、その先輩の口利きで極道に入ったことを考えれば『類は友を呼ぶ』という言葉の通りだったという所だろう。おそらく先輩は旦那の本性が自分と同じクズという事を最初から知っていて「まとも生きるための努力をする気もないクズのくせに良い奴ぶろうとしている半端者。」と舐めていたのでしょう。旦那にとっては不幸な事ではあるが真っ当な道に進む事から逃げ極道に入った時点で、真っ当な幸せを得られる可能性はなかったということなのだろう。それこそが『道を外れる』という事なのだから。