『ディヴィエーションプリンセス』極彩色

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描かれている登場人物が不幸に見舞われるというショッキングさは、あまり感じないでしょう。衝撃はむしろプレイの方にあると言えます。このサークルの他作（未読）とも恐らく毛色が違うのではないでしょうか。それは、ズバリ妊娠。そして…堕胎です。これを一つの軸にして話が進みます。同ジャンルの作品の先駆けとして可哀想先生の「女子中絶生」…(a)や、（サークル）ツンデレお肉の「略～堕落ビッチ性活」…(b)があげられます。これらに合う嗜好をお持ちの方は、この作品も新しい作家の登場として、受け入れられる位の、高クオリティのマンガに仕上がっていると思いました。ストーリーがあると言える点で、(a)と同じくのマンガらしさを感じました。CG集にはない特有の読後感が生まれるのは、しっかりとしたコマ割のお陰でしょうまた、表紙からもわかる通りの（今回の例では(b)よりの）可愛い娘系の絵柄がきっちり保たれています。総じて、良い作品だと言えます。しかし耐性の無い方へはハッキリとお勧めしません！このジャンルは、読めば、自分が”背徳”にたいしてどのようなスタンスか、否が応にもはっきりさせる必要に迫られます。フィクションであることに安心する心になんら恥じるべきところはないのです。それがわかってらっしゃるならば、この作品でも思いっきり抜き楽しんでください！！