『僕の妻は、親友の元カノでした。 〜今度は一番好きな人と〜』くにふとわーく

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読んだ感想、と言いたくなるぐらいには小説的な心理描写ばかりでサクッと抜きたいひとにはまずおすすめしません。官能小説に絵がついたと言った感じ。エロ同人の多くは間男に寝取られて離婚、または浮気を公認する、寝取り返す、などがあると思いますが、この作品の登場キャラはそのポジションの役目を完全に真っ当することはできず、途中で折れてしまう心の弱さ、理性が勝ってしまうところが、ある意味リアルＮＴＲ物語な気がします。個人的には後半最後の小説的な比喩表現や哲学的な語りはあまりいらないと思いました。あとあれだけ「孕め！孕め！」って言っていたのに、後半でバレた際に泣きじゃくる間男を見て、走るなら最後まで突っ走ってほしかったな…賢者タイムなのかな…と言った感想でしたが、エロシーンに関してはとても抜ける浮気シーンばかりで最高でした！絵に引かれたのならそれだけで買う意味はあります。最後自分が主人公だったらハッピーエンドにしたいので、寝取られを受け入れて寝取らせに昇華して三人が仲良く終わる形にしたいなーなんて妄想もしてました。

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絵柄に惹かれて購入。サンプルのムチムチ感や表情が気に入れば十分購入の候補になると思います。アニメ塗りでここまでエロく感じる事は滅多に無く、絵師さんの確かな技量を感じます。同じ構図の差分違いのシーンが何度か出てきますが、元絵がしっかりしているからなのかそこまで使い回しの残念感はありません。反面お話がイマイチというか、せっかくエロ絵で盛り上がった気分を打ち消す為実用性が下がるのが難点です。舞台設定やキャラのバックボーンなど凝ってますし、なぎさと秋生の過去と現在の関係、ふたりが正樹に向ける奇妙な友情と愛情といった要素はなかなか面白いのですが、こっちはシコり目的で購入してるんですよねぇ…。サムネの「元カレに寝取られる年上妻」に期待する要素とかけ離れているので、変に捻らない方が良かった気がします。一番キツかったのはなぎさが自己中女にしか見えない事。最初のセックスまでは良かったのですが、それ以降のセックスしたくて秋生を巻き込む→こんな自分は夫に相応しくないと自暴自棄になる、というコンボが残念すぎます。見た目とか設定は好みなだけに、あはははとヤケクソ気味に喘ぐなぎさに萎えてしまいました。あと、秋生が不器用なりに更生しようと頑張る好感が持てるキャラだったので、途中でテンプレ的なサオ役にされてしまったのが中途半端に感じました。普通に、焼けぼっくいに火がついたふたりが夫に内緒でサカりまくるイチャエロ路線（夫から見たら地獄）で良かったんじゃないかなぁ。