『弁当屋の母』夏のおやつ

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大筋から細部まで強いこだわりが感じられ、とにかく読み進める毎に高揚感を得られました。息子を家に招いてその日に母子ックスという急展開ながらそこに粗はなく、気持ちのやり取りからお互いの心と体を解し合って蕩けていく様の描写は匠の技。そしてこの再会がお互いを心身ともに救うというのが素晴らしかったです。引き離された親子の再会というドラマティックな始まり弁当屋で働く母が面影から息子と気づくという母性幼い頃に飲んでいた紙パック飲料から蘇る記憶母親が息子を夫に奪われて家まで向かってもそこには新しい家庭があるからと決して会わなかった切なさ息子が新しい家族とは心のすれ違いがあり居心地が良くない現状お互い望まぬ別れからの再会で繋がる気持ちこういった積み重ねで現在の母親の自宅が息子にとって精神的な"家"になる展開が暖かく心地よかったです。息子の急な来訪に寝床を同じにするも枕や布団を息子に譲ろうとする母性母親の寂しさを満たしてあげたいという思いと、それだけでなく自分も母さんとしたいという本音局部を舐られた母さんが息子のを咥えたいと始まる69と、息子の怒張をおいしいと愛する様息子が一度も舐めたことをない場所を"また"味わえると表現する様ゴムがあるから本番しちゃおうお母さんから誘う姿ゴムを備えていることに息子が嫉妬することで表す母親への気持ちの強さゴムあり本番からの「いっぱい出たね」という定番自分がイかされた息子のそれを愛おしく舐る様若くして既にお母さんにしか気持ちが向かないというのをストレートに表す息子の青さと心地よさ再会、交尾、名前呼びから感極まったのか頬を濡らし、最後には生で息子の絶頂を求める心の変化母さんと翌朝を迎えて息子にとって憧れの光景が叶ったという後味のよさ実な母親を後ろから抱きしめて今日も綺麗と囁く甘ったるさ名前呼びはエッチの時だけという平時は母親を求めるマザコンっぷり読了感も最高でした。お母さんも昨日のことは忘れましょうみたいなことは言っておらず、行為中も性的嫌悪感を一切示していないので、実の母子で好き合ってるのを父が見抜いて引き離したのかとさえ想像させられます。そしてタイトルまでもが素晴らしく、「弁当屋の母」の5文字だけでどこか悲しい別れと再会の喜びを匂わせて興味を唆るのが職人技。ぜひ一度読んでいただきたいです。

ヒロインのお母さん感がとても良い母子物の大切なポイントの理解度の高さを感じるこの作者さんの作品はもっと売れて良いと思う母子物好きな人には押したい