『奴●志望 野崎はるな編』シバイーヌ二世

読み終えて、素直に良作だなーと思いました。ネタ的には、小説から映像に至るまで、SM作品としては昔から良くある定番プロットです。古典文学ならポーリーヌの「O嬢の物語」に代表されるような、ふとしたきっかけで主人公が調教を受けることになり、奴●に堕ちるまでを描いた作品です。この作品も最後までSMの基本？に忠実で、古典に敬意を示すかのように、淡々と、まるでドキュメンタリーでも見ているかのような、無駄な情報や描写の無い、丁寧な展開が好感持てます。無駄が無い分、読み手に色々な妄想という恩恵を与えてくれる、良い作品です。最近こういう、ザ・基本というSM作品無いですよね？このネタはシンプル？かつベーシックな話ゆえに破綻しやすい難しさがあると思うのですが、敢えてこれを題材とし、凡人の憂慮を簡単に吹き飛ばす作者のセンスに拍手です。ああ、久々に「O嬢」を読み返したくなりました。次回作も期待してます。

※このレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

奴⚫️になるまでが丁寧に描かれていてめっちゃゾクゾクしました！買って良かったです！

奴●になるまでの過程がしっかりと描かれていて良かった。奴●が番号で呼ばれているのがエロかった。

いきなり調教シーンなどではなく、日常から段階を踏んで進んでいく過程が描かれているのが良かったです。進行はゆっくり過ぎず早すぎず。主人公はもともと潜在願望があったわけですが、「自分が選んでそうなった」という進め方が二重丸。次回作にも期待です。

奴●系と稀な志望物この作品に出会えてラッキー。こういう作品あまり少ないでとってもありがたいです。

敢えて画風を合わせたのかは、定かではないのだが、小生の好みとはミスマッチ。内容も良質な筈ではあるのだが、在り来たり姦も否めなかった。